今回のお話は中小企業がWeb制作関連に使えるお金は限度があるというお話しです。
(あ、タイトルに個人事業主を入れるの忘れた。)
最近のTwitter界隈、王道Web制作会社の方々が増えてきている印象です。
その方たちが増えているから当たり前なんだけど、「Web制作の金額は〜だ!」とか「これだけの作業があるんだから、かかって当たり前」とか結構な金額を想定した話ばかりが流れている印象です。
会社で数百万規模など一定規模以上の案件ばかりをやっていると仕方ないですが、日本の中小企業では、それだけの金額を支払える or 納得する企業はあまりないです。
大企業のように上場して資金調達をしている、ビジネスが上手くいっていて高利益で回っている、VCから投資を受けているなどなどでない限りはそこまで豊富にお金は出せないと思います。
中小企業は銀行からの資金調達か日々の売上からのお金でWeb制作費用を捻出するので、そりゃシビアになりますよ。
それに、かかるのってWeb制作費用だけじゃないんですよね。Web制作を作るまでには代表や社員の時間も使うわけで実際はWeb制作にかかる費用とは別個で人件費などがかかります。これって結構バカにならないんですよ。
そして、今回のコロナ問題。中小企業は軒並みピンチになっています。そういう時は財布の紐は固くなります。今までよりもコスト管理が厳しくなり確実に売上が上がらないのであればWeb制作に関してお金を支払うのは、よりシビアになっていきます。
僕の考えすぎかもしれないけど、中小企業が支払える金額に限界値があるのであれば、その範囲内で行えるようにWeb制作を提案するほうがいいと僕は考えています。
もちろん、大手はいろいろと規模も大きいし、社会的責任もある。ミスが100%許されないとかリスク管理とかあると思います。その場合は数百万とかかかって当然だと思います。
が、そのままの作業内容や金額感をもって中小企業で行うには無理があるんじゃないかなーと思うんですよ。
大規模向けのWeb制作のノウハウを中小企業に!ていう人もいると思うけど、それって僕がIT業界に関わってから、ずーーーーと聞いてます。
でも、現状が変わってないところをみると明確なソリューションがないんだろうなと思います。
さいごに、その金額を支払うなら別の何か?にお金を使う方がいい場合もあります。それこそ設備投資や従業員の福利厚生、立地を変える、別の宣伝広告費に使うとか。それ以上の費用対効果を企業に提案できるのか?という意識が重要じゃないかと。
ない袖はふれない。補助金とかあるにしたって限度があると僕は思います。