WordPressカスタマイズの依頼を外注として受ける時に確認している事

シェアする

wp-outsourcing

こんにちは、イナフクカズヤ(@Inafuku_Kazuya)です。

僕はWordPressエンジニアとして「WEB制作会社・デザイナー事務所」からHTML&CSSコーディングやWordPressカスタマイズの依頼を外注として請け負っています。

慣れている取引先とはコミュニケーションやお互いのやり取りに慣れているので、問題は起こりにくいのですが、新規のところだとお互いの常識が違っているので、注意が必要です。

お互いのミスコミュニケーションを減らすため、お互いに手間がかかりますが、
細かい内容まで突っ込んで確認するようにしています。

今回はミスコミュニケーションを減らすため、
初回に確認しているところをシェアします。

Contents

スケジュールや納期について

最初に大切なのはスケジュールや納期についてです。

「WEB制作会社・デザイナー事務所」から〜日までに納品して欲しいという依頼があった時に、

  • クライアントチェックができる状態にして欲しいのか?
  • それとも公開日なのか?

で意味合いが変わってきます。

公開日であれば、納期よりも早くにコーディングを完了しなくてはいけません。

WordPressに限らず動的なシステムに慣れていない「WEB制作会社・デザイナー事務所」だと、チェックに時間がかかってしまうケースもあります。

作業内容と費用について

作業内容と費用についてです。HTML&CSSコーディングやWordPressカスタマイズの案件を依頼される時、コーディングとWordPress化で〜円で対応してもらえないか?or見積もりをして欲しいという程度の内容が記載されてくるのが9割です。

しかし、納品するものは何なのか?を出来る限り細く決めておく必要があります。なぜ、細く聞くかというと

  • WoPressの設置やサーバー設定
  • ドキュメントやマニュアルの作成
  • URLなどのスラッグの決め方
  • 途中からの仕様変更の対応について

このような作業をコーディングとWordPress化の中に含んで考えられている「WEB制作会社・デザイナー事務所」が結構います。

もし、こちらがコーディングとWordPress化のみで上記を考えた金額や納期でない場合はトラブルになるので、必ず作業内容と費用は細く確認しましょう。

また、どのタイミングで支払いが発生するのか?テーマを納品したらなのか?テストサイトにアップして修正まで完了してからなのか?公開してからなのか?などです。

支払いサイトについて

サイトは納品したら、すぐにお金をもらえるわけではありません。
納品後すぐ、納品後の翌月末、納品後の翌々月末など、支払いサイトが長ければ長いほどキャッシュフローが厳しくなります。キャッシュフローは必ず確認するようにしましょう。

修正作業回数について

〜のテーマを使って、HTMLコーディングだけお願いしますという案件がたまにあります。この時に修正作業が発生する場合があります。

HTMLコーディングだけの場合、あまり修正作業回数が問題になるケースってない気がします。大体は仕様変更の部類に入るケースがほとんどかと。

ただ、その仕様変更もある程度は見込んだ見積もりにして欲しいという依頼もなくはありません。なので、修正作業回数については内容と回数を事前に決めておくといいと思います。

新規なのか?リニューアル案件なのか?

新規なのか?リニューアル案件なのか?はできれば聞いておくとべきだと最近思うようになりました。大体は教えてくれますけどね。

というのも、コーディングやWordPressカスタマイズの外注依頼をされるときに、データだけを送られてきたとします。特に作業自体は進められますが、以前のサイトに使われているGoogleアナリティクスなど「WEB制作会社・デザイナー事務所」に依頼した依頼主が当然引き継がれるであろうというものの説明がない時があります。

当然、僕たちは教えてもらえないと存在を知ることができないので、設定することができません。もちろん伝えられているんであれば問題ありませんが、そういうこともリニューアル前のサイトを教えてもらえると、確認すれば、そういうミスも減らせるので、教えてもらう方が安全だと考えるようになりました。

データのやり取りについて

データとのやり取りについてです。メールベースでデータをやり取りするのか?DropBoxなどを使うのか?今はGitとか色々ありますけど、こういうのは慣れていないと地味に工数を使います。

情報に関する部分でもあるのでキチンと確認しましょう。

テスト環境について

テスト環境はどちらが用意するか?です。このあたりはトラブルにならないと思いますけど、先方に用意してもらうのが一番確実かなと。

ウィジェットやカスタムメニュー

ウィジェットやカスタムメニューを使って欲しい場合は、どちらを使用して欲しいか?どこに入れて欲しいか?もきちんと確認すべきです。

人によって、どこをどのように動かすというのは変わってきます。ある人はウィジェットで作って欲しい。ある人はカスタムメニューで作って欲しい、いや!ACFを使ってカスタムフィールドだ!など好みも違いますので、キチンと確認しましょう。

送られてくるデザインファイルについて

送られてくるデザインファイルについてです。別にソフトは何でも構わないのですが、テキストや画像の見分け方など、地味にルールが違うところがあるので、注意が必要です。

参考サイトにつて

参考サイトがあるんであれば、動きを確認するためにも教えてもらえるとお互いに意思疎通しやすいです。

コーディングルールについて

「WEB制作会社・デザイナー事務所」によってはコーディングルールが存在します。まあ、コーディングルールが存在するところは、こういうのは言わなくても送られてくるのがほとんどですけどね。

保守管理費用について

保守管理費用についてです。特にWordPressなどの場合は日々進化することもありテーマがやプラグインが使えなくなったりします。

例えば

  • テーマやプラグインが使えなくなった場合はどうするのか?
  • 日々の更新作業はどちらがやるのか?

などを決めておく必要があります。

その他

  • どちらがサーバーの設定をするのか?
  • 初期のフォント設定は何がいいのか?
  • サイトマップの有無
  • ドキュメントやマニュアルの作成
  • カスタムフィールドについて

作業内容と費用についてのところでも書きましたが、この辺りは割とミスコミュニケーションになりやすい作業部分かと思います。

トラブルなく過ごすためにもこの辺りはきちんと決めておきましょう。

最後に

とりあえずパッと思いつく限り書いてみました。

「WEB制作会社・デザイナー事務所」からHTML&CSSコーディングやWordPressカスタマイズを外注として受ける場合に事前に聞いておきたいことや確認したいことでした。
(今後追記するかも)

お問い合わせはこちら